対話の素晴らしさの1つは、正(テーゼ)、反(アンチテーゼ)、合(ジンテーゼ)で、コンテンツが進化していくこと。
自分が話す、それに対して、相手が応じる。その連続の中で、お互いが新たな気付きや学びを得て、更にそれを深めていけるわけだ。
これは、いわゆる弁証法の考え方であり、「物事は、螺旋状に生成発展していく」ということであるが、それはコミュニケーションの間でも起こってくる。
また、その対話を有意義にするためには、お互いの信頼や尊敬がベースになる。もし、この大前提がなければ、その対話は結局は虚しく終わってしまうことも少なくない。
経済社会の中で、コミュニケーションは、議論や交渉という側面から語られることが多かった。しかし、現代という時代の境目、お互いを信頼し合っての対話が益々重要な意義を持つ時代となった。コラボレーション時代は、この対話社会を意味するのだ。
司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」に、坂本竜馬の次の名言がある。「俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。」まさにこの言葉の背景にある思想こそを、見つめるべき時代なのではないだろうか。
そして、この対話は、オンラインサロン上でも起こる。Social Design Salonでは、Social Design Newsで取り扱うようなトピックに興味を持つ人、つまり同じような志向を持つ人達が集まり、上がってくるコンテンツに対して、コメントをする。それに応じてまた1つのコメントがつく。
この連続の良質なコミュニケーションによって、コンテンツは、正反合で進化し、気付きや学びは深まっていく。対話の時代は、コンテンツという領域にも深く影響を及ぼしている。
そんな”次世代のコンテンツ”を体験してみたい人は、是非Social Design Salonに参加していただければと思っている。サロン内でお会いできることを楽しみにしています。
【Social Design Salon〜これからのビジネスと働き方について語ろう〜】
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