いよいよ日本でも遠隔医療が始まっていく。
厚生労働省は、テレビ電話などで患者を診察する遠隔医療を原則として認めると明確にする。近く同省の局長通知を見直す。遠隔医療が広がれば、医療機関が近くに無い患者にとって便利になるほか、医師がリアルタイムで患者の状況がわかるため適切な治療をしやすくなる。
今、そのためのデバイスが続々と登場してきている。「MoleScope」は皮膚がんを早期発見するためのデバイス&サービスだ。
皮膚がんは、私たちにとって最も身近ながんの1つで、日本においても増加傾向が見られるよう。
また、皮膚がんは、70%が家族によって発見されるが、その時にはもうかなりのところまで進行していることが多く、手遅れになることも少なくない。しかし、早期発見できれば生存率は98%と一気に高くなりる。
使い方はシンプル。MoleScopeを付けたスマホで、自ら皮膚を撮影し、アプリを経由して自己診断をする。また、ちょっと怪しいなと思う画像は医師に送信。医師からの遠隔診断を受けられるわけだ。
医師不足や財政問題の中で、医療効率は、重要なトピックとなっている。遠隔医療技術の進展により、がんの早期発見は元より、患者にも医者にも優しい21世紀の医療社会が構築されていくことを願うばかりだ。