An introduction to Gumroad (in Japanese). from Gumroad on Vimeo.
最近は、商品、サービス、コンテンツの流通・販売系サービスが増えています。
その一つがこちらのGumroad(ガムロード)。自分で作ったコンテンツを
簡単に販売できるサービスです。
仕組みは、すごくシンプル。FacebookやTwitterのアカウントでユーザー登録
して、テキストや音声、動画などのデータをアップロード、もしくは、
それらのデータを見ることができるURLを指定。
そして、その作品の価格を設定すると、販売決済用のURLが発行されます。
そのURLをFacebookやTwitter、自身のWEBサイトやブログに貼り付ける
だけで、デジタルデータの販売が可能になります。
気になる手数料は、「販売価格の5%+0.3ドル」。
楽天の電子書籍リーダー「kobo」が発売され話題を呼んでいますが、本命の
Amazon「Kindle」そして、「iPad mini」などが発売されれば、コンテンツの
流通チャンネルは、さらにさらにデジタルへと移行します。
書籍も音楽もGumroadのようなサービスから販売し、印税は95%!という
方々も増えていくでしょう。
情報とお金の境はどんどんなくなっていく
photo credit: Nemo’s great uncle via photo pin cc
コンテンツをお金に変える方法がどんどん多様化しています。
・Adsenseなどで広告収益を得る
・NAVERのようにアクセスそのものをお金に変える
・Grow!などのオンライン会員制サロン
・まぐまぐ有料メルマガ
・Gumroadのようなコンテンツ販売プラットフォーム
これは、何を意味しているのでしょうか。それは、あらゆる「情報」が
そのまま「お金」として流通する時代へどんどん移行しているということ
です。
貨幣は、金本位制の時代は「金(ゴールド)」が担保をしていましたが、
金本位制崩壊後、「お金」を担保するための具体的「もの」はありません。
あるのは結局、「情報」と「信用」。
今まで、その「情報」は一度、「物」もしくは「リアルな人」を経由しなければ
なかなか「お金」にはなりませんでした。よって、情報は、商品の販売、または
コンサルティングなどのサービスの形で「お金」に変えられていきました。
しかし、現代は、ネット上のアクセス数やコンテンツが客観的に数値化、評価され、
スピーディーに貨幣に換金されるようになりました。仮想通貨をはじめ、場合に
よっては情報そのものが「お金」としてどんどん流通するような時代にどんどん
移行をしていっています。
そして「信用」という意味では、ネット上の数字か国家の保障か?というところ
ですが、市民はそのあたりをそこまで気にしなくなっています。
もちろん、「情報を生み出すだけで食べていく」という人は、まだまだ現時点では
ごく少数です。しかし、今後、さらに物の値段が下がり、人間の労働価値が上がって
いった際には、自身の体験、経験、知恵をそのまま「情報化=お金化」し、副業
や本業とする人は増えていくことでしょう。
ただ、このようなことが現実としてムーブメントになっていくのは2020年代なのだろう
と思います。
◆Social Design Cafe 〜 気軽な情報交換をSkypeもしくはリアルで〜
http://social-design-net.com/service/cafe
◆ご意見、ご感想、ご相談はこちらのサイトの右下の「MessageLeaf」のタブを
クリックしお送りください。私のみへの非公開メッセージとして送られます。