荷物を受け取る際の煩雑さに気をめいらせたことがある人は少なくないだろう。どんなに日付と時間を指定しても、何か急用が入れば受け取ることはできない。2時間単位で指定ができたとしても、その2時間のいつに届くのかが分からないことがストレスになる場合だってある。
そんな問題をクラウドソーシングで解決しようとしたサービスが、ニューヨーク発の「eNeighbr」だ。届く荷物を預かってもらえる近隣の人を見つけることができる。
荷物の出荷情報をメールで受け取り、配送状況のトラッキングまでも共有。荷物が届き、受け取ったらチャットベースで受け渡しに関してコミュニケーションをする。気になる価格は、荷物1つあたり3.99ドル。荷物を預かった人には、3.50ドルの収入になる。
こちらのサービス、生活が多様化する社会の中で、重宝する人も少なくないだろう。また、この物流のトレンドは、個人宅が配送のラストワンマイルの受け渡し拠点になる可能性があることを示している。
歩行スピードで進む自律型ロボットが 荷物を運ぶ社会において、隣人がその商品を受け取ってくれるというオプションがあれば、嬉しい人は多いに違いない。まだ始まったばかりのサービスであり、一見かなりニッチ市場に見えるが、今後各都市にスケールしていくのか注目したいところだ。
【参考】
・2016年はラストワンマイルを担う「物流ロボット」元年になる
次世代ビジネス&働き方を一緒に生み出そう
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