シェアハウス、コリビングスペースが世界的に拡大している。結果、それに合わせた設計の家電やインテリアも求められていく。
【参考】
・WeLiveがオープン!世界中のコワーキングスペースの進化のベクトル
ご紹介するのは、Kyumin Han氏によってデザインされた洗濯機「Quinque」。共同生活における洗濯作業をより気分良く行うための次世代洗濯機だ。
ご覧のように壁に設置するタイプのためスペースが節約される。また、最も大きな特徴は、洗濯物を貯められるスペースが5つに別れている点。
洗濯物が終わったら、貯蔵スペースに洗濯物が戻されていくという設計だ。
通常、洗濯機が他の人に使われている場合、その洗濯が終わるのを待っていなければならない。また、洗濯が終わって洗濯物が洗濯機の中に残っている場合は、それをカゴによけて自分の洗濯物を入れなおさなければならない。これらの手間は、住民間の関係性のトゲになりかねない。
そんな問題を解決しようとした洗濯機がQuinqueである。ちなみに、あとどれくらいで洗濯が終わるのか(洗濯がどの段階にあるのか)は、スマホやスマートウォッチで常時確認でき、終わればアラームを発信してくれるので、洗濯物を洗濯機の中にそのまま忘れてしまうということはない。
更には「乾燥までできればいいのに」と思った人も多いかもしれない。当然それも考えられているはずだ。
シェアリングエコノミー拡大の中で、洗濯機というコモディティ化された製品にさえも影響が現われていく。文明進化の潮流は、思ってもいなかったようなところにまで、その衝撃を広げていく。
Quinque : Web
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