私たちは、森でお尻を拭いている。トイレットペーパーのために一年で約1500万本の木を伐採し、森林の減少全体の約15%がトイレットペーパーによるものだ。
この現状を問題視したニューヨークの「Tushy」は、竹で作られたトイレットペーパーを販売し始めた。
竹は生命力が強く、成長速度も木の10倍以上。CO2の吸収も木よりも30%多い。また、紙は無漂白であるため、通常大量に使われる漂白剤を使うこともない。さらに包装にもプラスチック素材を使わない徹底ぶりだ。つまり、環境に非常に優しい。
近年、竹は、抗菌力も強く、遠赤外線を発するということで、布として、衣類として流通し人気を博してきた。それが今、紙にまで向かおうとしている。
一方、予想どうりまだ価格は高く12ロールで18ドルする。量産され、通常のトイレットペーパーくらいの価格まで下がって来ることを願うばかり。持続可能な社会を日常習慣から再構築していくべき時は今だ。
次世代ビジネス&働き方を一緒に生み出そう
オンラインサロン「Social Design Salon」