2014年から密かに始まっていたデジタル編み機の民主化。水面下で進んでいた動きが、いよいよ目に見える波として広がっていきそうだ。
【参考】
・自分でデザインしたデジタルデータから服を編んでくれる「OpenKnit」
「Kniterate」は、オンライン上でデザインしたニット衣類を出力できるコンパクトなデジタル編み機だ。セーター、マフラー、ネクタイ、靴などあらゆる衣類をクリエイトすることができる。
オンライン上のテンプレートもあるが、ゼロからデザインを生み出すことも可能。誰もがより簡単に衣類を編み上げることができる。
ご覧のような制御された6つの針が、衣類を出力していく。
出来上がった衣類は品質が高く、販売することもできるレベルだ。
こんなセーターを5時間で編むことができる。
現在Kickstarterで資金調達をしているが7000万円以上の金額を集めている。Kniterate1台の価格は4699ドル(約53万円)から。通常の工業用編み機の10分の1の価格だ。
ハンドメイドの波は、世界で着実に大きくなっているが、そのトレンドはデジタルものづくりの後押しを受けながら、勢いを増していく。クラウド(群衆)キャピタリズムは、ホームアントレプレナーという新たなトレンドを掴んで、ますます拡大していく。
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