米国のスタートアップthinkklipは、高価な3Dプリンタを皆でシェアし、DIY(Do it yourself)グループ作りをサポートをする会社です。
・3Dプリンタと言っても、一日中使うわけではない
・ちょっと高度な機能の3Dプリンタを買おうと思うと、価格が高い
・家にあるとしても、ちょっと置き場所に困るかも
・最初は使い方も分からないので、教えてくれる人がいると有り難い。
このような不安を解消してくれます。また、面白いところは、その3Dプリンタの共同所有権を売ることができること。引っ越しなどで、共有している3Dプリンタを使わなくなったら、その権利を販売できる仕組みを構築していくようです。
更に、こちらのmakexyzは、自分の郵便番号を入れると、貸し出し可能な近くの空いている3Dプリンタを教えてくれるサービス。Tech Crunchの記事によると、立ち上げて1ヶ月半ですが、550台の3Dプリンタの登録があり、利益も生まれているとのこと。
3Dプリンタの使い方は良く分かっていて、あとは3Dプリントだけしたい!という人には、もってこいのサービスですね。
当然、日本でも人気のサービスとして、このようなサイトは登場してくることが予想されます。参入チャンスは今!どちらかの会社さん、是非どうぞ!
増える3Dデータ販売プラットフォーム
3Dデータの販売プラットフォームとして3DLTやFABULONIAをご紹介しましたが、AzavyやMakerShopなど続々と3Dデータ共有販売プラットフォームが生まれてきています。今年は世界的には、”3Dデータ販売普及元年”とも言える年なのでしょう。
3Dプリンタ共有サービスであったり、3Dデータ共有販売サイトであったり、現在、全世界に新しい「ものづくりの生態系」が誕生しつつあります。まさにこれは21世紀の大きな流れであり、企業や国家といった枠組みにおさまるものではなく、文明的な転換を押し進める大潮流です。
モノの買い方、生活のスタイル、働き方、これらが根本的に変わっていきます。
先日もあるTV局の方とお話させていただきましたが、「3Dプリンタって、どこに焦点を当てればよいか分からないくらい大きなトピックですね!」と驚いていました。日本のためにも、ことあるごとに取り上げ続けていただきたい潮流です。