ついに、スタートしました。3Dシステムズ社のコンテンツプラットフォームCubifyから、顔写真をアップロードし、それをスタートレックのキャラクターのコスチュームのデータと組み合わせ、3Dプリンタで出力できるサービスが開始されました。
3Dシステムズ社が、フランスのコンシューマー向け3Dプリントサービスを展開するCOWEB社を買収し、スタートレックと業務提携を発表して、「う〜ん、これがやりたかったんだな。これからのコンテンツ業界の1つの潮流だ。」と感じてから、数ヶ月。満を持しての投入です。
キャラクターや色を選んで、正面と真横、2枚の顔写真アップロードします。すると3Dプリンタで印刷されたフルカラーのフィギュアが約10日で届くというサービスです。
イメージは動画はこちらから。
気になる価格は、69.99ドル(約7,000円)スタートレックファンはもちろん、新しい”ギフトのカタチ”として注目を集めそうです。
更に詳細を知りたい方はこちらの動画をどうぞ。
日本のコンテンツが、モノづくりへと本格進出するべきタイミングが到来
日本のアニメの市場の規模です。
世界に誇る日本のアニメですが、ここ数年単位で見ると、規模はほぼ横ばい。また、アニメ市場のなかで金額的に大きな割合を占めているビデオソフト市場は、減少が続いているようです。
ここからも、コンテンツをコンテンツのまま提供するというモデルは、大きく見ると頭打ちしているということがよく分かります。これからコンテンツ市場は、フィギュアをはじめとする、あらゆるモノづくりへと本格展開をするべきタイミングなのでしょう。
2011年度のフィギュア市場規模は前年度比4.8%増の307億円だったようですが、この辺りはまだまだ伸びそうです。
また、デジタルファブリケーション時代は、家電から家具、車や家まで、あらゆるモノがアニメなどのコンテンツとコラボレーションしやすい時代です。
例えば、ドラゴンボールの悟空が乗っていた1人乗り自動車、なんていうのも、欲しい人はいるはずです(笑)
多品種適量生産が可能になる時代、日本のコンテンツ業界がどのようにモノづくりへと進出し、新たなマーケットを生み出してくれるのか楽しみなところです。