ディズニーが開発した非接触で物体を触ったような感覚を得ることができる「AIREAL」。
小さな空気の輪を放射し、手にぶつけることでそれを再現します。こちらはサッカーボールを手ではじいています。手の動きを追いかけて、空気を的確に当てています。
もう少しアップで見るとこのような感じ。
こちらは画面に触らずとも、空間をスワイプして画面を動かします。同じように画面に触れている感覚を得ることができます。
仮想物体にも反応し、空気を送ることも。あたかもそこにチョウチョがいるように葉を動かします。
長期的なビジョンの1つは、「空気中に完全な3次元物体を作成すること」。今後、この分野は盛り上がりを見せそうです。
「社会貢献」と「インフラ」という文脈において注目
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仮想物が立体に近づくというトレンドは、注目するべきものですが、「何に使われるか」というアイデアと、それが「自然に生活に入ってくるまでのユーザー体験を、どんな仕組みとして実現していくのか?」という点がポイントです。
特に、「社会貢献的」な切り口であったり、また21世紀の「インフラ」を作り出すプロセスにおいて、これらの技術がどのように使われてくるかに注目しています。
具体的には、スマホとこれらの技術が組合わさった時、21世紀のインフラとも言えるサービスが提供されて行く可能性が高いと思っています。
また、インターネットが縮めた「時間と空間」をさらに縮めるという文脈においてもいろいろなアイデアが考えられます。現時点では、「どこでもドア」よりも、現実に近い空間を今いるその場所に再現する方が現実的なのでしょうね。