まさに発明。多くの人に恩恵を与えることでしょう。
Kickstarterで大注目を集めている「Nanoleaf」は、世界で最も経済的かつ環境に優しい電球。
LED電球であり、熱を発しにくいので通常の電球よりも当然効率は良いわけですが、次のアイデアがすごい。
スイッチのオン、オフで自分の好みの明るさに調整できるのです!
まず、スイッチをオンにすると電球が徐々に明るくなっていきます。そして、自分が好む明るさになったら、一度スイッチをオフ。そして再びオンにすると、オフにした時の明るさで電球が光ります。調光器なしで、電球の明るさを手動で調整できるわけですね。
年間、電球にかかる電気代が300ドル(約3万円)の場合、それを260ドル(約2万6,000円)も削減できるとのこと。強烈なコストダウン。
Kickstarterでは1個4,000円で購入できます。初期投資金額としては高いですが、ランニングコストが大幅に削減ができるので、十分あり。いや〜、こういうの待っていました〜!という人も多いのではないでしょうか。
スイッチをオンオフして、明るさを調整する映像、是非こちらからご確認ください。
目を見張るイノベーションの裏にあるもの
PHOTO: Human hands in heart shape from Shutterstock
今回の製品を見て、ふと浮かんできてしまったもの。
それは、家の電気をちょこちょこ切る妻と付けっぱなしの夫。もしくはその逆(笑)
この家庭内の攻防に、見えないイライラを感じている人も多いのではないでしょうか。それが元でケンカしてしまうなんてこともあるかもしれません。夫婦ケンカは大概は、そんな些細なことが原因です。(我が家含む(笑))
しかし、今回のような電球があれば、お互いの妥協点を見つけられそう(笑)
今、求められているイノベーションは、今回のように経済的かつ環境に優しいというものはもちろんですが、その背景にあるコミュニケーションや人間関係の改善もある。
もっと言えば、今目を見張るイノベーションの先には、人間関係の改善や、コミュニティーの活性化といったコンセプトが隠れている。虚弱化する現代の人間関係を復活させる事業は世界にとって大きな意味を持ちます。
そのイノベーションの先にあるより良い人間社会とは?
そういったところにまで目を向けて、より深いところから理想の社会像をイメージしていきたいものです。