音楽好きにはたまらないデバイス。これからの”当たり前”になりそうです。
「Prizm」は、そこにいる人やその部屋のコンテクストを感じとって、おススメの音楽を流し続けてくれるデバイス。現在クラウドファンディングサイトKickatarterで絶賛資金調達中です。
使い方は至ってシンプル。デバイスに電源とスピーカーを差し込み、アプリ経由でSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスアカウントに接続をします。
左のハートボタンは好きな曲の時にタッチをするとプレイリストに追加、右のバッテンボタンは嫌いな曲の時に押します。これで、自分の好きな曲や分野を学習していきます。
更に、時間帯や曜日、その場所の騒音などを認識し、部屋の文脈も考えて曲を流してくれるわけです。
朝起きる時も、毎朝新しい曲で起きることができますよ。一日中、自分が気に入った曲を発見する場になるのと同時に、気分を整えてくれたり、テンションを上げてくれたり、日常生活のサポーターとなってくれそう。
気になる価格ですが、今なら107ドルから。日本でも音楽ストリーミングサービスは確実に広がっていきそうですし、かなり有望なデバイスです。
レコメンドからホスピタリティーへ
PHOTO: Robots Have Feelings from Shutterstock
ここからも分かりますが、音楽や映像、食事や運動、旅行まで、その人、その状況にあったおススメのものを期待を超えてレコメンドしてくれるようなアプリやデバイスはこれから益々たくさん登場しそうです。
あたかも心を持っているよにうに振る舞うコンピューターが、”的確なレコメンド”という領域を超えてをホスピタリティーと呼ばれるところまで進化を遂げていく。
それは、これまで人間がやってきた領域の1つですが、人間は今後更にその先をやることを求められます。人をより深く見つめる目、耳、心が大切になる。
人間がより人間らしい仕事を行うようになるきっかけは、コンピューターが与えてくれます。