もうそろそろ普及して欲しいですね、遠隔医療サービス。
ということで、ついに本命の登場です。サンフランシスコを拠点とする「PlushCare」は、優秀な医者が、健康保険に入っているいないに関係なく、患者に遠隔医療を行うサービスです。
テレビ電話で行う一回の診療は、約10分間。価格は45ドル(4,800円)となっています。
病院に行くと、待ち合い室での時間が長くてキツかったり、そこで別のウイルスをうつされたり、薬をもらうために更に並んだりと、とにかく負担が多いわけですが、この問題を一挙に解決します。
ちなみに、診療後の処方箋は、患者が指定する薬局まで送ってくれます。
現在は、カリフォルニアだけのサービスとなっていますが、2015年末までには、200万人が利用するプラットフォームにすることを目指しています。
日本の医療現場も、このような技術、サービスをうまくキャッチアップして欲しいところ。これからに期待です。
コンピューターの画面から触診ができる日は近い
PHOTO: Endocrinology Consultation from Shutterstock
2012年、IBMのNext 5 in 5で、”スマホを通じてモノに触ることができる”近未来が近づいていることが発表されました。
【参考】
・IBMの未来予測。今後5年間で私たちの生活を一変させる5つのイノベーション
コンピューターの画面から服の生地や家具の材質などをチェックできたり、また、医者が患者を触診する際にも使われていくとのこと。これ、20年後の世界の話ではなく、これから3年後くらいに起こってくる近未来です。
その技術が安価に広く普及するタイミングはいつなのか、という議論はあるでしょうが、いずれにせよPlushCareのような遠隔治療のネットワークは、もう広がり始めてもいいでしょう。
テクノロジーが、公益性を追求する事例が溢れ始めている昨今。医療分野の更なるイノベーションに期待したいところです。