革新的なサービスはいつも賛否を巻き起こします。
無料で無制限に利用できるストレージサービス「Hive」が登場。
プレミアムプランにすると、広告を消すことができ、ダウンロードスピードもアップ、また高画質な音声や動画のストリーミングも配信が可能になります。要は、広告モデルを基本にして、無料&無制限のストレージを提供するというサービスです。
現在のβ版ではプレミアムバージョンが無料提供されており、正式リリースした後は、プレミアムを利用したい場合も100人以上の友人と利用すると無料。50人だと3ドル/月、10人だと6ドル/月、それ以下だと9ドル/月の利用料がかかります。
友人と利用すると言っても、ファイルのロックをかければ、お互いのファイルが自動で共有されてしまうわけではありません。
安全性や継続性の問題から、様々な憶測が飛び交うサービスですが、普及スピードとこれからの展開に注目したいところ。
広告プラス共有でサービスを無料提供するモデル
PHOTO: Office Table with Sharing Concept from Shutterstock
高度情報化社会の中でクラウドストレージサービスは、私たちにとってなければならないサービスとなりました。
iCloudの情報流出問題が世界を騒がせましたが、それでもストレージサービスの利用は、これからも益々広がっていくことでしょう。
さて、一方でストレージの容量拡大とその価格の低下スピードは著しく、ついに広告&共有モデルで全てをまかなってしまおうというサービスが登場してきました。それがHiveです。
ここから考えを広げると、あらゆるものが情報化する社会において、今後「広告+共有」という考え方で、サービス価格をほぼ無料にまで落とし込もうとする、ある種の社会実験的なサービスが、様々なところで広がっていく可能性がある。
ひとまずはHiveの動向にそのヒントが隠されていそうなので、その動向を見つめていきたいところです。