子供とシニアの安全は、社会的に喫緊の課題だ。ニュースでも流れているが、行方不明の児童は全国で5,000人、また認知症行方不明者は年間1万人を超えるという。
平成26年の交通事故による死者数は、4113人だから、どれだけ行方不明者が多いか分かるだろう。ちなみに高齢化が益々進む中で、認知症は2025人に700万人にも上ると言われている。
そこに対して、どのような対策を打っていけば良いのか。例えば、「QR Code ID」は、衣類に、QRコードを付け、行方不明者の名前や住所などをを誰もが確認できるようにするサービス。
携帯はいつも持ち歩くかどうか、分からない。また、自分のことが分からない、名前まで忘れてしまうといった症状は、決して少なくはない。
となれば、普段から着ているものや、履く靴などにQRコードで貼付けておけばどうか。
不振な動きをしている人を見つけたら、まず、QRコードをチェックし、その人の情報を読み取る。結果、支援者は適切な対応を取ることができる。ちなみに、靴に取り付けるタグは15ドルから、またTシャツは16ドルからとなっている。
年々深刻さを増す、喫緊の対応が迫られる社会問題。民間と自治体が協力しあって、より良い安心・安全のインフラが広がることを期待したい。
【クエスチョン】
・「行方不明者をゼロにする」をテーマに、どんなインフラが整うと良いか、皆で話し合ってみよう!