公共交通機関が未来に渡って、より素晴らしい貢献を社会へ提供し続けてくれることを願う。
例えば、バス。いつも決まった時間を決まったコースに沿って走らせていく…。これでも重要な交通機関ではあるのには変わりないが、その相対的価値の低下は、世界でも顕著である。
1つはライドシェアの発展に理由がある。これまで、バスを利用していた人が、UberやLyftのライドシェアサービスを利用をし始めるという人は少なくない。
そうそう、最近はUberは、「UberEATS」と題して、食事の配達も始めている。
このように、変化の激しい世界の中で、公共交通機関は見る影もなく廃れていくのか?きっとそうではないはずだ。現代のテクノロジーをうまく取り入れることで、民間さえも驚く社会的インフラを提供できる可能性だってまだまだ十分あり得る。
「TransLoc」は、公共交通機関に導入するUber的なシステムだ。乗車客は、乗車場所や降車場所をスマホアプリで指示しすることで、バス側は乗車客のいるところを把握しながら、常に柔軟に最適化されたルートを走ることができる。
現在、ロシアのヘルシンキなどで実験的に利用が始まっており、正式なリリースは2016年になるようだ。
私も東京に住んでいて思うのだが、電車やタクシーを利用することはあっても、バスを利用することはほぼない。しかし、近くまでバスを呼び寄せて、目的地近くに降ろしてくれるなら、電車ではなくて、バスを利用する選択肢も生まれてくるかもしれない。
また、通常のバスのような大きな乗り物ではくても、ワゴン車のようなものをミニバスと称して走らせてもいいかもしれない。いずれにしても、公共交通機関が、21世紀のテクノロジーを最適導入し、進化していくことを願うばかりである。
【クエスチョン】
・ライドシェアや自動運転時代に、現代のバスは、どのように進化していくべきか?周りと話し合ってみよう!