自分のスマートフォンの汚さを見て見ぬ振りをしている人は多い。外出先から帰ってきて、手洗いうがいはをすることはあっても、スマホをキレイに磨く人はほとんどいない。
スマホのクリーニングは、多くの人が密かに抱えている欲求である。「Green Toaster」は、そんな潜在ニーズにアプローチをするデバイス。アプリを起動し、その名の通りスマホをパンのように機器に入れ、紫外線による殺菌を行う。完了するまでの時間は約2分程度。
このデバイス、現在カフェなどに導入されているという。
メガネ屋の前に、メガネを洗う機器が設置されている場面を見たことのある人は多いだろう。誰もが、そこで気軽にメガネを洗っている。
その目的は、顧客サービス、そして集客である。何度もメガネを洗わせてもらえば、自然と親近感が湧く。また、これだけ利用させてもらっているから、今度はここでメガネを買おうかな、と思うのが人情だ。
カフェにスマホを洗える機器が備わっていたら、確かに顧客にとっては嬉しいオプションになるに違いない。日々、それを気にしながらも、濡れ布巾や消毒液で殺菌するのは手間だからだ。
「カフェに行くついでに、スマホの殺菌を」そんな習慣がつく人が増えれば、そのお店の売上にもじわじわと影響を及ぼしていくに違いない。Green Toaster、興味深いマーケティングツールである。