以前ご紹介した、3Dプリンタで作る世界初の自動車Urbee。
この度、Urbee2の開発が進められていることが分かりました。
3D printing’s next level: economy cars
世界初の3DプリントカーUrbee 1は、その外装を3Dプリンタで作ったものでしたが、Urbee 2は3Dプリントされた内部部品を44も使うとのこと。
また、Urbee 1の初期価格は約5万ドルということでしたが、Urbee 2は学生も購入できるような経済車となるようです。これは期待ですね〜。
そして燃費はというと、エタノール10ガロン(約37リットル)でサンフランシスコからニューヨーク約4140キロメートル移動できることを目標としているようです。実現したらすごいですね!
下記の動画からは、Urbee 2の開発状況を垣間みることができます。
目指すは21世紀のT型フォードとのこと。3Dプリントされた車が大衆車となるか!?注目です。
チェス盤の法則でテクノロジーの進化を思う
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最近、よく聞かれること。「テクノロジーのスピードが異常に速くなっていませんか?」
そんな時は、テクノロジーの進化を説明する「チェス盤の法則」を紹介しています。
レイ・カーツワイル氏が、現代に紹介したこのチェス盤の法則は、数学の歴史に由来するある逸話からきています。それは、こういった話です。
チェス盤を発明した男が王様に贈呈したところ、王様はとても喜び、望みの褒美をききました。するとその男は、チェス盤の最初のマス目に1粒、2番目のマス目に2粒、3番目に4粒と、前のマス目の倍の米を置いていき、その合計を賜りたいと申し出たのでした。
王様はたやすいことだと言ったのですが、実際にやっていくと最後の米粒の数は2の64条マイナス1粒になり、途方もない量であることが分かりました。この量は、積み上げるとエベレスト山よりも高い大変な量です。
最終的には、王様はいっぱいくわされたことに腹を立て、その男の首をはねてしまったという逸話です。
チェス版の最初はあまり大きな量ではありませんが、チェス版の半分を過ぎると途方もない数字となっていきます。このように、指数関数的な増加は人を欺くということを説明する逸話ですね。
現代の情報革命は、このチェス盤の半分を超えてきていると私も思っています。これからの一年一年は、更に速いスピードでテクノロジーの進化が進みます。思いもよらなかった状況を目の前にし、驚くことも多くなっていくことでしょう。