町や学校、コミュニティが、地域住民や関係者など様々な人から”アイデア”を収集することのできるサービスMindMixerが400万ドルの資金調達をしました。
MindMixer Raises $4mm for Engagement Tools
町や学校などがMindMixerに自分たちのページを立ち上げ、地域の住民からアイデアを募集したり、それにコメントを記載してコミュニケーションをとることができます。
地図にピンが刺さっているところが、ページが立ち上がっている町や学校、コミュニティーのある場所です。
例えば、次のようにシダーパークという町が、住民からアイデアや意見、また「シダーパークに住んでいる3つの理由は?」などのアンケートを収集しています。
学校も次のようにページ作っています。「100ドルの予算を子供達のため、学校経営のために、どの割合で振り分けるか?」などの意見を募集しています。
良いアイデアに関しては、ポイントを付けて、それに対して報酬を与えることもできる仕組みになっています。
例えば、学校が求めているテーマに関して良いアイデアを提出してくれた人には、学校の演劇への招待チケットや、学校経営者との朝食などが報酬として渡されます。
MindMixerは元々、”誰も出席しない公共の会議”をより広く住民に参加してもらうために作られたサービスです。ガバメント2.0が注目を浴びますが、MindMixerもこの流れを加速してくれそうです。また、これを見てMindMixerの日本版もはやく立ち上がって欲しい!と思う人も多いことでしょう。
今回の資金調達の背景には、町や学校のような公共的な場所だけでなく、NPOや企業がページを立ち上げられるようにすることを視野に入れているようです。
ハフィントンポスト日本版オープン
日本にもついに、ハフィントンポストが上陸しました。こちら朝日新聞社とザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループの合弁事業として立ち上げられています。
著名人のコラムはもちろん、ハフィントンポストが投稿する記事には、Twitterなどの引用をたくさん掲載してあります。
1つのニュースやテーマに関して、多くの人の良質な意見やコメントが掲載されていき、議論の場となる。また、それらをトータルして1つの”記事”として読んでいくイメージです。
このようにMindMixer含め、ネット上の秩序だった場から生まれるアイデアやコミュニケーション、議論が”新しい価値”を作り出すという潮流は大きくなっていくことでしょう。