これは、今後広がっていきそうですね〜。米国で開始された3Dプリントのクラウドソーシングサイト「CowFab」。
まずは、自身が3Dプリントしたいものを登録します。
具体的には、3DデータそのものやThingiverseなどの3Dデータ取得サイトから、3Dプリントしたいカタチを示します。また、「こんな色で!」「素材はABSプラスチックで!」等、その他詳細の情報も書き入れます。
情報が登録されると、3Dプリンタを持っている個人や団体、企業が「うちは22ドルでやりますよ!」「うちは送料込みで25ドルでやります!」と手をあげてくれます。
手をあげてくれたところから、一番良いと判断したところに3Dプリントをお願いし、実物をゲット!ちなみに、手数料は取引成立金額の5%です。
CowFabは通販サイト、3D Hubsはコンビニ
このような話題で思いつくのは、上の動画で示した欧州最大の3Dプリンタネットワーク「3D Hubs」、そして米国では「makexyz」があります。
こちらは、自分のいる場所で検索すると、近所の空いている3Dプリンタが分かり、利用までできるというサービス。このサービスは現在、資金調達をしながら順調に広がりを見せています。
では、今回ご紹介したCowFabとの違いは何でしょうか。それは、CowFabは通販サイト、3D Hubs、makexyzはコンビニと同じような立ち位置であることが分かります。
ある程度猶予期間があって、安い価格で3Dプリントしたい場合は「CowFab」を使って3Dプリント。また、今すぐに3Dプリントしたい!と考える場合は3D Hubs、makexyzなどを利用して、近くの空いている3Dプリント利用する、という流れになるのでしょう。
当然日本ではまだ、CowFabや3D Hubs、makexyzのようなサービスは始まっていません。
ここは1つのチャンスだと思うのですが、CowFabのようなサービスは、是非、既存のクラウドソーシングサイト、ランサーズさんやクラウドワークスさん等にも、早期に開始していただきたいと思っています。
3Dプリンタ関連サービスの進化、広がりは熱いです。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。