テクノロジーが住空間にデジタル革命を起こします。
インタラクションデザイナー・Bernardo Schorr氏が「Mixed Reality Living Spaces」(複合現実の生活空間)と題して行っているプロジェクトは、空間をデジタル技術で簡単に模様替えすることが可能。
例えば、味気ない空間を瞬時に、窓から水辺が見える部屋に模様替え。
友人同士では狭苦しい何のインテリアもないような部屋も…
クラシックな時計と絵画が飾られる素敵な空間へと変身。
ただの真っ白な箱、といった住空間を…
窓から眩しい緑が見られる窓辺のある部屋へと模様替え。
空間を映画館にしてしまう、なんてこともできます。
夜の部屋をプラネタリウムにするプロダクトはありましたが、今後、このような新たな興味深いコンセプト製品がたくさん登場してきそうです。
現実とバーチャルリアリティの組み合わせの効用
現実とバーチャルリアリティーは、どう組み合わせると良いのか?もっと言えば、事業として成立し、広く普及するモデルとは何なのか?
デジタルとリアルの空間的結合と言っても、現実的な効用(満足感)を感じられなければ、そもそも必要性は感じられず広がりません。
バーチャルリアリティーと現実をシームレスにつなぎ、ユーザーの体験効用を最大化する大実験がこれから地球規模で行われていきます。
その一つの実験が、今回のご紹介したプロジェクトであり、上の動画にあるような本棚の平面化、壁紙を電子書籍の本棚にすると言ったコンセプトです。
ここの動きは、様々な可能性が眠っています。例えば、最近日本においても話題になったのは、バーチャルで衣類の試着ができる自販機。
目の前にあるのは、大型の液晶モニターのみ。聞けば、「商品がないのに、試着と買い物ができる」のだという。
60型の大型液晶画面に写った自身の全身映像に、特別な処理を施したスカートやワンピースなどの商品画像が重なって写る。飛び跳ねても洋服がピタリと追随する高い再現性や布の質感は、通行人も思わず目を留めるほどだ。実物の商品や接客なしに、まるで試着しているかのように買い物ができる。
引用元: 池袋パルコに現れた、「服の自販機」の驚愕 | 企業戦略 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト.
バーチャルリアリティーと現実の高度な融合に伴う実験プロジェクトは、今後もどんどん紹介していきたいと思っています。