クラウドソーシング時代、問題解決のアプローチは、新たな段階を迎えます。
「HeroX」は、問題をクラウドソーシング&クラウドファンディングを利用して解決するプラットフォーム。
自社が抱える問題、地域が抱える問題、自身が抱える問題、またグローバルな問題について解決を求める投稿をします。そこに、直接報奨金を設定することもできますし、報奨金をクラウドファンディングのように一般から広く募ることもできます。
ちなみにこちらは、4月14日に誘拐された276人の子供達を救うナイジェリアのプロジェクト。こんなことがまだまだ世界では起こっています。
それぞれのプロジェクトのガイドラインに沿った解決策を提案し、報奨金獲得の競争原理を利用して、世界中のあらゆる問題を解決しようとする取り組みです。
競争=悪とした文明は、崩壊しました。つまり、競争自体に善悪はなく、「何のためか?」という目的観によって、良くも悪くもなります。
私は、社会問題を解決するための社会貢献競争は、推奨すべきであり、それを促進するような動きは応援したいという思いがあります。
クラウドソーシングが、元気玉になる時
クラウドソーシングという大きなうねりは、今や、世界を覆っています。しかし今目に見えている事例は、まだまだ第一章のパラグラフに過ぎません。
クラウドソーシングはいずれは”大きなクラウドソーシング”、つまり、難問の解決のために利用されていきます。
戦争に関する問題、貧困の問題、病気の問題、教育の問題などなど、私たちの目の前に横たわる、一見解決不可能に見える問題は、群衆の力によって解決されていく可能性がある。
ドラゴンボールを読んでいた人はよく分かると思いますが、悟空がみんなの力を少しずつ集めて、元気玉を作り、それを放って強敵を倒していきます。
クラウドソーシングは、世界中の人々からちょっとだけ力を集めるための方法であり、まさに”元気玉”を作る手段です。今後の更なる高度な発展に期待をしています。