過去発売されたあらゆるクルマが自動走行車になる時代に向けて。
こちらは、アウディーに設置することができる高速道路用のセルフドライビングシステム「Cruise RP-1」。
このように自動車の屋根にセンサーを外付けし、コンピュータはトランクの中に取り付けます。
白線、また他のクルマとの距離感を測りながら、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどを自動で操作。
米国の自動車事故による死者は年間3万3,000人にも及び、その原因の90%が人為的事故。これを完全になくすことを理念に掲げるスタートアップです。
発売は来年2015年、価格は1万ドル(約100万円)とのこと。高いよね、と思われる方も多いと思いますが、いずれ値段が下がって、あらゆるクルマに設置できるシステムが登場してくると思うと、その先駆けとなる製品となりそうです。
オープン化する自動車業界
電気自動車メーカー「テスラモータース」が自社の特許をオープンにするということが、世界中に大きな衝撃を与えました。
「素晴らしい戦略」と見る目もありますが、”イノベーションを加速させるため”という理念への共感は広く、益々テスラを好きになった人は多いでしょう。
そんな中で、自動運転システム周りのオープン化からも目が離せません。電気自動車という新たな大陸から生まれる、様々な技術、またスタートアップが自動車業界を再構築していく。
その主戦場は、オープン化の中で行われていくのでしょう。クローズからオープンへ。この波は、あらゆる業界を飲み込んでいきます。