Autodeskより、リニューアルされ大幅にパワーアップした123D Catch for iOS7が登場です。ちょっとした3Dスキャンは、これがあればもう十分かも。
早速ダウンロードして触ってみましたが、非常に使いやすく驚きました。3Dスキャンをする対象物をどこから撮影すれば良いかガイドをしてくれたり、写真がブレそうだと、手ぶれ表示でそれを教えてくれます。
皆が3Dスキャンし、シェアしたデータが見られるギャラリーの閲覧性もとても高い。
こちらのアプリはもちろん無料。
2013年はスキャナ革命の年と言われてきました。実際に卓上タイプの3Dスキャナも劇的に安くなり、先日は3D Systems社が399ドルのハンディータイプの高性能3Dスキャナーを発表しました。
そして今回ご紹介した123D Catch for iOS7の登場で、第一次3Dスキャナ革命は一先ず完結?なのかもしれません。詳細はこちらの動画からご確認ください。
3Dプリンタ革命は、来年からが本番
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安価で高性能な3Dスキャナが揃ってきたところで、いよいよ2014年2月へと向かっていきます。
この月に何が起こるかと言うと、3Dプリントの「レーザー焼結法」関連の特許期限が切れます。
現在、なぜこれだけデスクトップ3Dプリンタが安く普及してきたかというと、Stratasys社が保有していたFDM(Fused Deposition Modeling)法、つまりソフトクリームのように平面を積み上げていく熱溶解積層造形の特許が切れたことに起因します。
結果、安価なデスクトップ3Dプリンタが普及したわけですが、この方式では多くの場合、自分で使うちょっとした生活雑貨や素早くプロトタイプを作るくらいのものでした。つまり、これまでは軽い助走に過ぎないということです。
しかし、このレーザー焼結技術は違います。アイデアからラピッドプロトタイピング、そして完成品までを作成して販売できるようになるのです。
つまり、真の3Dプリンタ革命は2014年から始まるということ。3Dプリンタ革命は、来年からが本番です。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」