イギリスのメイカーが生み出した場の雰囲気を感じ取って、音楽をキュレーションして流してくれるスマートスピーカー「Chüne」
最初にアプリをダウンロード。自分の好みの音楽ジャンルを選択します。そして、自分のプレイリストを追加するためにスマホでスピーカーをタップ。
あとは、現在の雰囲気のアルゴリズムを選択するためバイブチャネルを回すだけ。
部品はLEDディスプレイ、NFCボード、スピーカー、アンプフィルター、ラズベリーパイで作られています。
Chune – exploded animation from Chune on Vimeo.
雰囲気を感じ取るガジェットの潮流
photo credit: Beshef via photopin cc
「空気を読む」
雰囲気を感じ取って、その場を処する。これは人間特有の高度な能力と認識されてきました。
しかし、これからはコンピューターやロボット、家電なども雰囲気を感じ取っていく時代になります。
夫婦が話していて、ちょっとしたことで口喧嘩。そこで 流れていたテレビが急に二人が好きなバラエティー番組に変わる。そこで笑みが浮かび緊張していた雰囲気が少し緩和。
お酒を飲んでいて、最初は盛り上がっていたので、アップテンポの曲。途中から人生相談になってきたので、スローテンポの曲で話し手の心理を慮る。
そんなことが普通に行われていきそうです。
またこういった製品は、10年前までは大企業だけの特権でした。しかし、 部品をご覧いただいても分かるように、このような製品は誰もが挑戦可能なものとなっています。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」