ファッション業界にも巨大なパラダイムシフトの流れが。
ファッションデザイナーと消費者を直接つなぐクラウドファンディングプラットフォーム「Crowdemand」がリリースされました。Kickstarterなんかにもファッション系のプロジェクトって多いんですよね。このサービス、広がる可能性は大きいです。
ちなみにこれまでは、”クラウドソーシング形式でファッションブランドが服を作る”というサービスはありました。また自社クラウドファンディングで躍進するファッションメーカーなんかもありました。
が、プロのファッションデザイナーと直接つながるというコンセプトのサービスはありませんでした。
【参考】
・ファッションデザインのプラットフォームStylytに見る「コラボレーション生産支援サービス」という熱い分野
・自社クラウドファンディングで躍進するファンションメーカー「Gustin」からブランドについて考える
Crowdemandにデザイナーが250ドル(約2万5,000円)から2,000ドル(約20万円)の価格帯でファッションを投稿。最低注文数と最大注文数を登録し、最低注文数を超えたファッションを8週間から16週間で消費者に届けるというものです。
もちろん、サイズやその他要望などもデザイナーと直接コミュニケーションが取れる仕組み。ファッション好きにはたまらないサービスとなりそうです。
自分の好きなアーティストと言えば、これまでは一般的にミュージシャンでした。しかし、ファッションデザイナーと直接関係性を作れるようになれば、好きなアーティストの中に”ファッションデザイナー”なんかも入ってくるかもしれませんね。
誰もがパラレルキャリアでクリエイターとなる時代
ある著名なアーティストが「クリエイティブって、企業で経理をやられてる人も実はやっていること。完全な単純作業って中々ないですよ」と発言しているのが印象的でした。人間は、本質的にクリエイティブな存在です。
1億総クリエイター社会は確実に迫ってきています。そんな中、ソーシャルコンテンツプラットフォーム「note」 がリリース。一言で言えば、写真や音楽、テキストコンテンツなどを投稿・販売し、コミュニケーションを取っていけるプラットフォームです。
FacebookページやTwitterというのは、実は、見物客が多い媒体です。そこから何かしら一歩踏み込んでくれるファンへアプローチできるツールがこのnoteなのでしょう。
今後、あらゆる人がパラレルキャリアでクリエイター、アーティストのように活動する時代になります。社会がそれを求めていき「自分はそんなことできないっすよ!」と思っている人達さえ意識せずとも、クリエイター的側面を強めていきます。
noteのようなプラットフォームが今後、どのように機能拡張し、広がっていくかは注目です。