本日、講演で名古屋です。一泊するところは、空き部屋シェアサイトAirbnbで見つけました〜。ありがとうございます。
ついにAirbnbの日本法人も設立され、現在人材募集中。このタイミングはいいでしょう。ご興味ある方は是非。
・Airbnbが日本法人を設立。事業を成長させるコアメンバー募集
さて、Airbnbが、ホームシェアがいかに環境に優しいかをインフォグラフィックにまとめていましたので、ご紹介。
A greener way to travel: the environmental impacts of home sharing
・ホテルと比べ、夜の消費電力が北アメリカ地域では63%、ヨーロッパでは78%減少する
・ホテルと比べ、温室効果ガスが北アメリカ地域では61%、ヨーロッパでは89%減少する
・ホテルと比べ、水の使用量は、北アメリカ地域では12%、ヨーロッパでは48%減少する
・ホテルと比べ、ゴミは北アメリカ地域は32%、ヨーロッパでは0%から28%減少する
予想はしていましたが、やはり環境への貢献度もかなり高いですね。更に、Airbnbのホスト自身も環境意識が非常に高いことが強調されています。
猛烈な暑さの続く夏。環境の切実さは私たちの生活に直結してきています。日本の空き家率が13.5%で過去最高と大きなニュースになっていますが、今後、良い手が打たれていくことに期待です。
How To Airbnb from Airbnb on Vimeo.
物語化していく社会に浮き出る個人
PHOTO: My new life chapter one from Shutterstock
空き部屋のシェアは、利用者にとっての経済性への貢献度は大きいですが、もう1つは、やはりその地域のカルチャーを感じること、またホスト個人とのつながりが魅力になります。
つまり、その部屋に隠されている物語にアクセスし、それを感じることが1つの魅力です。
物語化していく社会の中で、その物語の裏には、常に人がいます。
歴史小説家・司馬遼太郎氏が「歴史というものは、実はないのです。史実というものはありますが、それは単なるファクト(事実)に過ぎません。誰かが語る物語のことを歴史というのです」と発言していたことを思い出しますが、物件という事実が、人間を通して、物語性を持つようになる。
これはAirbnbに限ったことではありません。昨日ご紹介したリアルタイム観光ガイドアプリ「Detour」は、場所に人を介在させることによって、街を物語化してしまうわけです。
【参考】
・誰もがツアーコンテンツを作成・提供することのできるリアルタイム観光ガイドアプリ「Detour」
物語化していく社会では、一人一人の個人が自然と立体的に浮き出てきます。