自家製エッセンシャルオイルの次は、自家製食用油だ。
【参考】
・エッセンシャルオイルを10分以内に精製する小型デバイス「The Aromator」
台湾の国立成功大学の学生が卒業製作として作った「The Daily Expeller」は、食用油を自宅で手軽に作るためのスタイリッシュな搾油機だ。
「酸化した油は何よりもカラダに悪い」
そんなことを至るところで耳にするようになり、酸化しにくい油が高額でもよく売れる現状が、日本にもある。そういったところに目がいく人は、自宅での食用油作りだって厭わないだろう。
お好みの種子やナッツから作っていくのだが、下記の動画のように使用方法も簡単だ。ナッツ100グラムから20ccの油を作ることができる。大型の搾油機をそのまま小型にしたような作りとなっており、製品化された時のインパクトは興味深い。
地産地消の新たな段階
PHOTO: field of grass and sunset from Shutterstock
パンを作るホームベーカリー関連製品は、相変わらず人気だが、この進化の先には、新たな地産地消の流れが見え隠れしている。
農業にしてもそうだが、農機具からそれらを加工するための機械は、これまであまりにも高コストだった。しかし、今後それが安くなり、更に、モバイル化され家庭にも気軽に置いていくことができるようになると、新たな消費の流れが生まれてくる。
地元の経済は、地元で回そう!このかけ声は、心の奥底で鳴ってはいるものの、その理想は、理想のままで存在し続けてきた。私自身、日々の生活の中で、地域にどれだけ貢献をしているかと言えば、本当に微々たるものだと自覚せざる終えない。やはり、現実としての選択肢はまだまだ少ない。
しかし、今後のテクノロジーの進展は、地産地消を新たな段階へと引き上げる。その変化は、私たちの生活を高度に地域に根ざすものへと押し上げていくのだが、それらの芽吹きは、今、色鮮やかに私たちの生活を照らそうとしている。