昨日、とあるビルのエントランスに飾られる巨大なクリスマスツリーに目を奪われたが、次のような大問題も背景にあるのだと知った。
クリスマスツリーを買う人の数は、欧州で5,000万人、米国で3,500万人とも言われる。その木のほとんどは、本物だそうだ。その木は、クリスマスシーズンが終われば、当然捨てられる。これが毎年のことであると考えると、環境への影響は計り知れなく大きく、心が痛む。
そんな問題を解決するために立ち上げられたフランス発の「Treezmas」は、クリスマスツリーを、鉢で届けるレンタルサービス。木を切っているわけではないので、クリスマスが終わった後にも、その木は利用可能だ。Treezmasがその鉢を持っていってくれる。もちろん、その木は、来年も再来年も同じようにツリーとなる。
木のサイズは4つあって、その大きさに合わせて価格は80ドルから148ドル程度だ。
クリスマスシーズンを、地球と共に祝いたい。今後の更なる展開、広がりに期待したいところだ。
環境配慮のための選択肢の増加
PHOTO: Christmas Ornament from Shutterstock
先日とある場所で、売れ残った年末のコンサートチケットを大量に見る機会があった。寒空の下であったが、そのチケットの重さで心が重くなり、寒さが更に増した。これらは全て木から作られており、ただただ廃棄されていくのだ。
今年の冬も、相変わらずの異常気象であり、とても寒い。この異常気象が普通にならないために、共存する地球のためにできることを日々積み上げていきたいと思うばかりだ。
環境問題と抽象的な議論をしても、結局私たち個人ができることは、日々の積み重ねでしかない。そして、その積み重ねを支援してくれるためのサービスが多数登場し、私たちの選択肢を益々広げてくれることを願う。
21世紀も14年が過ぎ去ろうとしており、環境問題への対処は、待った無しの状況だ。