メラトニンを簡単に販売することのできない日本のお家事情はあるが、目を付けておくべき製品だろう。
クラウドファンディングサイトIndiegogoで世界的に注目を集めている「Sprayable Sleep」は、カラダに負担をかけずに、自然な眠りを誘う睡眠促進スプレーだ。瞬時に目標を達成し、27日残しつつ、10倍以上の資金が集まっている。
日本においても、5人に1人は不眠症と言われ、米国においても約7,000万人が不眠症に悩んでいるという。そのために、カラダに負担の大きい睡眠薬が、一般に利用される現代。このトレンドに待ったをかけようとしている。
Sprayable Sleepは、水、チロシン(アミノ酸)、そしてメラトニンの3つの成分からなる。皮膚に直接吹きかけ、ゆっくりと吸収させながら、スムーズに眠りを得られるという仕組み。
メラトニンは、暗くなると人体から出てくるホルモン。昼間にはほとんど出ていないが、夕方くらいから分泌され始め、夜の眠気を誘う効果がある。
しかし、現代は、スマホやタブレットPCなどをベッドに持ち込む人が多く、その光のために、人体のメラトニンが減少。それが不眠につながっているという状況がある。この製品は、ここにも問題に光を当て、解決しようとしている。
使い方は、眠る1時間前に、首元に2回ほどスプレーをするだけ。発売後の体験談には、注目が集まりそうだ。