できるなら地元を買い物で支援したい。そんな思いを抱くものの、便利さには勝てず今日もAmazonで注文…。そんな日々が続いている人も少なくないだろう。
そんな人にとっては、期待のスタートアップがドイツにある。「Kiezkaufhaus」は、地域で買った商品を即日配達することが可能なECプラットフォームだ。
しかも、このユーザーインターフェイスが面白い。下の画像に見えるポップアップは、野菜の値段だ。まさに、八百屋にいるかのような視界を提示してくれる。
こちらはパン屋さん。
突然切れてしまった電球だって購入できる。
購入した商品を配達してくれるのは、地域のシニア層だ。日々の運動は不可欠。しかし、ただ運動のために、自転車に走らせるだけではもったいない。せっかくなら、ついでにお金も稼げれば、一石二鳥である。
気になる送料であるが、購入金額が50ユーロ以上であれば無料、20〜50ユーロの範囲で3ユーロの送料、20ユーロに満たなければ、5ユーロの送料がかかる。この送料も、地域を支えるお金だと思えば、考え方も変わるように思う。
Amazonの便利さは、これからも益々上がっていくことだろう。しかし、それを横目に、地域のお店や人を活かす、新たなシステムは必ず生まれてくるはずだ。人々の志向は、より地域貢献的になるに違いないがゆえに、こういったモデルへの世界的期待は大きい。
現在、ドイツのヴィースバーデンのみで運用されているプラットフォームだが、世界的に大きなムーブメントとなって広がることを期待したい。
【クエスチョン】
・地域のお店と人を活かす、これまでにない買い物プラットフォームのアイデアを考えてみよう!