「場」は、高度なメディア機能を持つようになり、その会社の世界観を現すようになる

[2015/5/5]
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「場作り」は、これからの経営モデルの最重要テーマとなる。

自転車の販売や修理、カスタマイズを行う「上海自転車屋」のお店のスタイルが興味深い。お店に、コーヒーやビールを飲めるバーを併設しているのだ。

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クルマのディーラーがカフェを作るというようなトレンドは以前からご紹介してきた。場所によっては、マニキュアや髪のスタイリングなどが無料で受けられるスペースまで提供するところまである。

【参考】
クルマのディーラーが、マニキュアから髪のスタイリングまでを無料で提供する

このような場作り経営は、今後あらゆる業態に広がることになりそうだ。

これまで、店舗にカフェスペースを作ろう!という考え方も、顧客の回転数やコストの問題を考えると、ナンセンスなことが多かった。しかし、「【コラム】ボリュームゾーン不況から思うこと。関係性を軸にした経営モデルのリデザイン」にも詳しく記述したように、これからは、その関係性を軸にした発想こそが問われていく。

何でもただ置いておくだけで売れる時代ではないし、ましてや、操作主義的にマーケティングで相手を思ったようにコントロールできる時代でもない。そこでは、顧客と細く長く、時に太く長く、つながり続けるための「場」をデザインできるのか、という動的空間の設計こそが、経営における大切な課題となるのだ。(座してじり貧を避けるために…)

「どんなWEBサイト作っているの?」という問いと同じ感覚で、「どんな『場』をデザインしているの?(持っているの?)」と、問われる時代になるかもしれない。

そうなってくると、その「場」は、集客や顧客フォローという領域を超えて、その会社の「あり方」(理念)までを伝えるメディア機能を有していくことになるだろう。「『場』そのものが、その会社の世界観」という意味である。

更に、この文脈の先には、あらゆるお店がエンターテイメント施設的な要素を持つ未来が待っている。そこまでを見越しながら、今から、場のデザインの試行錯誤を進めていっていただきたい。

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【クエスチョン】
・「顧客の居場所を設計する」をテーマに、同僚とざっくばらんに話し合ってみよう!

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