ライドシェアプラットフォームLyftは、「Lyft for Good」という社会貢献プログラムを行っている。
その一貫として、Lyftはこの度「Meals on Wheels People」というシニア層に食事を提供する非営利団体と、パートナーシップを組むことを発表した。
Lyft for Good: Meals on Wheels People
このプログラムに参加するLyftドライバーは、食事届けるボランティアを行う。おじいちゃん、おばあちゃんの感謝の笑顔を見ることが、ドライバーのやりがいだ。
「リフトドライバーは自動運転カー時代にどのような仕事をするようになるのか」
そんな問いが、今世界で新たに立ち上がってきている。自律走行車時代が本格到来すれば「運転」という仕事のほとんどはなくなる。しかし、その先にきっと、よりポジティブな”何か”があるはずだ。そのインスピレーションをこのプロジェクトは与えてくれているように思う。
以前、スウェーデンのタクシー会社が、セラピストを雇って、乗客向けに後部座席で無料セラピーを行う事例をご紹介した。
【詳細】
・スウェーデンのタクシー会社が、乗車客に無料セラピーを提供し始める
自動運転時代のドライバーが行うことは、セラピーかもしれないし、マッサージかもしれないし、1人暮らしのシニア層とのコミュニケーションを楽しむ食事のデリバリーかもしれないのだ。
「高度に接触的な仕事」は、場所を変え、方法を変えながらも、頑強さを持って残っていく。この背景にある秘密の問いは、もちろん「人間とは何か?」という根源的な問いである。
シェアリングエコノミーの動きの更に先にあるものを、冷静にじっと見つめた時、社会はより素晴らしくなっていくことを確信できるのだ。
【クエスチョン】
・自律走行車時代に、クルマの中で流行るであろうサービスはどんなものか?皆で話し合ってみよう!