「レゴ × 家」で発想できるものは?レゴから学ぶ製品&コンテンツ開発手法

[2015/5/13]
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今回はいきなりお題から。3分間ほど、考えてみてください。

【クエスチョン】
「レゴ」と「家」というテーマで、新しい製品・コンテンツを考えてみよう!

子供の頃は誰もが一度は遊んだことのあるレゴ。プラスチックの小さなパーツの組み合わせで、なんでも好きなものが作れる玩具です。(玩具のひとつというよりも、「レゴ」という別のジャンルを形作ってるとも言えそうですね。)

ありふれたものの組み合わせから新しい発明が生まれる、というのは、アイデア生産の基本でもあります。
発想法の古典『アイデアのつくりかた』でも、著者のJ・ヤングは、

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

こんな風に記していますし、経済学者のシュンペーターも、イノベーションを「新結合」と表現しています。

さて、「レゴ」と「家」という組み合わせから、どんな発想(製品&コンテンツ)が生み出せそうでしょうか?

【案1】組み合わせて、絞り込む

まず思い浮かぶのが、「レゴで家を作る」ということ。
これはまぁ普通ですね。家を作るために特化したレゴのシリーズもあります。

では、もう一段階絞り込んで、名建築として有名な家を作る、というアイデアはありかもしれません。ユーザーも絞り込んで、子供向けではなく、大人を対象にした製品にすると良さそうです。

例えばこんな感じでしょうか。

savoi

これは、近代建築の巨匠、ル・コルビジェが設計したサヴォア邸という家(のレゴキット)。
これ以外にも世界の有名建築がラインナップされており、大人気のようです。

レゴの「建築」シリーズ
レゴの「建築」シリーズ(Amazon)

【案2】極端にしてみる

名建築のレゴシリーズ、製品としては素敵なものですが、アイデア出しの練習としては、突き抜けた感じがいまひとつかもしれません。

そんなときは、一度、極端な方向にアイデアを振ってみるという手があります。

たとえば、ミニチュアではなく、本当に人間が住めるような家を作る、というのはどうでしょうか?一個一個のパーツはしっかりしていますので、パーツさえあればなんとかなりそうな気がします。

ただし、問題は、普通に流通するような製品にはならなそうなところ。(商品企画会議に出したら怒られそうです。)

でも、ほんとうに実現してしまった例もあります。

実はこれは、イギリスのテレビ番組「James May’s Toy Stories」で行われた企画。1000人以上のボランティアの協力のもと、330万ピースのレゴブロックを使って建てられました。扉や椅子はもちろん、扉の鍵や窓までレゴでできてます。(残念ながら放送終了後しばらくしてから取り壊されたそうです。建築許可をとってなかったという話も。)

面白いけど、現実離れしていてビジネスにならなさそうなアイデア。これは、この例に限らず、マーケティングやPRのアイデアとして有効なことが多いです。

たとえば、全国チェーンの書店、ジュンク堂は、一般の読者から抽選で「ジュンク堂に住んでみる」というツアーを企画し、大きな反響を呼びました。

参考:本屋さんに1泊2日泊まれちゃう!「ジュンク堂に住んでみるツアー」(Pouch)

【案3】ずらしてみる

「レゴでできた」家ではなく、「レゴを体験する」家、と読み替えることで、新しいアイデアを生みだすこともできます。

2016年にデンマークのビルンにオープン予定のレゴの博物館は、レゴを体験するためのミュージアム。行ってみたいですね〜。中規模な施設は世界各国に(日本にも)ありますが、これは、かなり大きなものです。

建物の形も、レゴの、パーツを組み合わせるような雰囲気でまとめられています。個人的な住まいという意味での家ではありませんが、レゴが好きなみんなが集まる場所、という意味での「レゴの家」です。

レゴに学ぶビジネスの極意

レゴと家の組み合わせで生まれるアイデアの例を3つ紹介しました。
これ以外にも、いろいろな可能性があると思いますので、fbなどでぜひお知らせください。

ちなみにレゴ社ですが、業績は決して順風満帆だったわけではなく、90年台〜2004年の時期は、成長が鈍化し、一時は赤字になったこともあります。しかし、自らのブランドの根幹に立ち戻り、事業を立て直すことに成功し、現在は、世界トップクラスの玩具メーカーになっています。(売上規模では、世界首位をマテル社と競っています。)

こちらは、ピクサーの映画のような雰囲気をもつ、レゴの歴史がわかるアニメーション。17分間ありますが、まったく退屈せずに楽しめますので、おすすめです。

また、レゴの経営戦略については、選ぶ2013年のベストブック(フォーブス)にも選ばれた『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか?』もおすすめです。

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