ポジティブに解釈するという必要はもうない。ネガティブは飛翔台そのものとなった。
変化変化の時代の中で、考え方さえ進化している。その一つは、ネガティブへの印象だ。
これまで、マイナスのことは、実はプラスなんだということを、無理やりにでも解釈していこうという話が多かった。しかし、その時代は終わった。
本格的に、自身のコンプレックスや絶対に言いたくないようなことが、社会にとって価値のあることだと、市民が認め始めている。そこを語り、むしろ強みに生きている人たちが、眩しく映る。
それに気づいている人は、大いなる失敗も、大いなる失望も、正直に語り、ベクトルを自分に向けて誠実に取っ組み合う。この行為に人々が勇気付けられていく。そこに新たな仕事さえも生まれる。
自然体でいい。ポジティブに、ポジティブにと無理やり考える必要もない。失望から生まれる創造性をそのまま羽ばたかせるのだ。誰がなんと言おうとも、それをやらなければ生きてはいけないというところまで昇華させていくのだ。
自分にとって目を伏せたくなるようなことを大空にかざす。そこから、天空をかけるほどの思いもよらなかった道が切りが開かれていく。