カタチの悪い野菜や果物が、どれだけ世界で捨てられているのだろうか。なんと米国だけでも60億ポンド…目を覆ってしまうほどの多さである。
米国・カリフォルニアに7月に立ち上がる予定の「Imperfect」は、カタチの整わない野菜や果物を集めて販売するソーシャルベンチャーだ。
農家から不揃いな野菜、果物を集めて、家に宅配したり、スーパーに卸したり、工場で加工食品とする。宅配も通常のスーパーマーケットで購入するよりも30%から50%は安いという。
これまでも、不揃いな農産物を捨てない工夫は、農家単位、お店単位で、多少はされていた。しかし、それらを一括で引き受けてくれるプラットフォームがあることが広がれば、より不揃いな野菜が捨てられない社会になるはずだ。農家にとっても、普段捨ててしまうような農作物が多少でもお金になると知れば、積極提供するはず。
大量生産・大量消費社会が残した負の遺産は、我々の世代で解消していく。そういった志を持つ人々が、世界中で新たなインフラを作り始めている。
【クエスチョン】
・日本でImperfectモデルは実現できるか?その可能性とそこに立ちはだかるであろう壁を皆で話し合ってみよう!