使っていたランドセルを手にのるほどの「ミニランドセル」にして、思い出の品として飾る。そんなことも普通にできる昨今。
Kickstarterには、ウィスキーの木の樽を「ペン」にするというプロジェクトがあった。
Handcrafted Wood Pens created from Reclaimed Whiskey Barrels
こういった商品を思う時、思い出を「小さな製品」にしていくというトレンドは、益々大きくなっていくと思うのだ。大きなものでは、かさばってしまい保ち続けることが難しい。
日本中の空き家だってそうだ。その家は、今後誰も住むことがなと思われる物件も数多い。結果、近い将来とり壊されていく家も少なくない。
しかし、そこには、住んでいた人の思い出が目一杯詰まっている。できれば残しておきたいが、様々な事情があって引き払わなければならないこともある。写真で存在させておくのもいいのだが、実家を作っていた「木」の一部から、何か製品を作るというアイデアは素敵ではないだろうか。例えば、紹介したような木製のペンにするというのも1つの手であろう。
私が持つ祖父の形見は、祖父自ら作った「肩たたき」だ。たぶん、50年ほど前に作られたものだと思う。木の棒に、松のこぶがついた何の変哲もない肩たたき。しかし何とも味がある。
木のぬくもりは、思い出の商品として残すにも適していると思っている。
【クエスチョン】
・思い出が詰まったものを「小さな製品」に変身させるアイデアを考えてみよう!