米国人は1日に1億3,000万杯ものコーヒーを、自宅で飲んでいるという。そしてその多くは、近くのお店が扱うコーヒーである。つまり、選択肢は、近隣のお店が仕入れているコーヒー豆に依存してくる。
そんなコーヒーの選択肢をより広げ、新たな出会いを楽しんでもらうためのサービスが「Craft Coffee」だ。
購入するに辺り、まずはいくつかの質問に答えるようになっている。プレゼント用か、自分が飲むコーヒーなのか、また自分が飲むコーヒーであれば、現在のブランドはどういったものか?また、それと同じようなものを探しているのか、違ったものなのか。
こういったいくつかの質問に答えていく中で、おススメのブランドを紹介してくれる。
世界中の数千に及ぶコーヒーを過去3年以上に渡り、研究し続けたデータベースから次のように商品が表示される仕組みだ。
私が質問に答えていったところ、今、サマーセール中ですよ!というポップアップも出てきた。豆を見つけるのではなく、ここでしっかりと購入してもらうための仕掛けもできている。
現在米国では、コーヒー農家と直接取引をする小規模の焙煎所が増えているという。Craft Coffeeにはそういったところが多数参加しており、地域のスモールビジネスを支援するプラットフォームになっているという点も嬉しいところだ。
日本であれば、コーヒーもそうだが、緑茶や日本酒、またお醤油、お味噌などで応用可能なコンセプトだろう。