東京は、35度を越える猛暑日が8日連続で続いている。もちろん過去最高だ。
毎年毎年暑くなっているように思うこの感覚は、実数値としても明快であり、その対策の緊急性も深刻さを増している。
そんな中であるからこそ、都市の緑化を益々期待したくなる。最新の研究でも、区画平均よりも10以上木々が多い場所中に暮らしている人は、より健康的であり、実年齢よりも7歳も若いという。また年収で言えば、1万ドル(約120万円)も多くもらっているのと同等の効果になるという。
さて、ポートランド州立大学の研究者が、作ったアプリケーションは、その都市の緑化レベルとその空気の質、ヒートアイランド指数、また住民の年齢等を確認することができる。
メーターを上げ下げしながら、どの地域がどれだけ危険か、また健康的に生活できる場所なのか等を確認することができる。
更には、どの地域からどのように緑化計画を進めていけば良いかということが分かるようになるのだ。
日本でも、都市部でこのような研究やマッピングが進み、より効果的かつ計画的な緑化が広がっていくことを願いたい。
個人と自治体が一緒になって、緑豊かな住み良い都市部が形成されていくことを望んでいる。