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「在宅勤務者は生産性が高い」というおもしろい研究結果を発見。
旅行会社のコールセンターで行われた研究結果で、在宅勤務者の生産性は12%
上昇したとのことです。そのうち8.5%は、「休憩時間の短縮と、病欠日数の
減少による勤務時間の増加」によるもので、残りの3.5%は、「仕事の効率の
上昇」によるもの。
また、在宅勤務者の離職率は50%も低下し、仕事への満足度が高くなったと
いう結果が出てています。離職率が半分とは驚くべき数字ですね。
こちら「史上初となる在宅勤務についての無作為研究」としていますが
今後、こういった研究データは様々なところから上がってくることが予想
されます。
もちろん、世界中全ての組織、業種、仕事というわけにはいかないでしょうが
「組織型」のオフィスワークから「ネットワーク型」の在宅ワークへの
流れは益々加速することでしょう。
オフィスの固定費削減、離職率削減、生産効率アップときたら経営側として
やらない理由がなくなってきます。
しかし、一方、人間は「人と人との関わりの中」で幸せを感じやすいもの
です。よって、在宅ワーカーが増える一方で、家の近くの「カフェのような
コワーキング スペース」が更にたくさん生まれ、利用されていくことで
しょう。
アフルエンザに気付き始めた日本人
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アメリカで流行する言葉に「アフルエンザ」というものがあるようです。
こちらは、Affluence(豊かさ、裕福さ)と「influenza」(インフルエンザ)
を掛け合わせた言葉で、「豊かさ病」という意味です。
自分が所有しているものを他人と比べて劣等感をいだく、見栄えにおける豊かな
生活を続けるために、家庭を壊し、精神を壊すまで働き続ける。このような
状況が 「アフルエンザ」と言われます。
日本では、1980年を境に「物質的豊かさ」を求める傾向から「精神的豊かさ」を
求める 傾向へと大きく転換をしていっています。2012年現在で言うと32歳がその
境ですね。 社会起業家第一世代がちょうどこの年齢付近に多くいます。
日本もこのアフルエンザに気付き、若い世代はもちろんバブル世代よりも
上の方々にも、現在「仕事観」に大変化が起こっています。
「ワークライフバランス」というともう聞き飽きてしまったかもしれま
せんが、いよいよそれを後押しするためのデータや研究、そして事例や技術が
後押ししてくれる時代となってきました。
働き方を含め、私たちはあらゆる側面から見て、「超変化時代」
を生きています。
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