情報化が進めば進むほどリアルの価値が高まっている。そしてポップアップストア同様、これまでよりもデザイン性の高い設備で、容易にイベントが実行できる環境は整っていく。
英国のオンラインマーケットプレイス Not on the High Street が10周年記念に仕掛けた「OPEN DOOR」というイベントが興味深い。
オンラインのお店がリアルに顧客と触れ合う機会を提供する。木で簡易的に作られたポップアップ小屋が、フリマとはちょっと違う洗練された雰囲気を醸し出す。
コンセプトは”双方向的なショッピング体験を提供すること”だ。ファッションに、ヘルス&ビューティ、子供向けグッズやアートに住宅、そして飲食と幅広い分野のお店が出店する。
ワークショップやデモンストレーション、試食体験などなど、顧客とショップオーナーがインタラクティブにコミュニケーションを取ることができる空間をデザイン。
昔ながらの青空市のような企画が、共有経済や簡易的な設備ツールの進化によって、洗練されたポップアップイベントへとバージョンアップする近未来が想像できる。
In pictures: Not On The High Street’s Open Door event
ソーシャルメディア時代が成熟し、オンライン上では、双方向が当たり前になった。しかし、リアルショップにおいては、まだまだこれからだ。しかし、その萌芽はいたるところで見つけられるようになっている。
次世代ビジネス&働き方を一緒に生み出そう
オンラインサロン「Social Design Salon」