おおお!このサービスはおもしろい!!!
「出世払い」で仕事を依頼することができる、仕事のソーシャルマーケットプレイス「repay(リペイ)」。
流れとしてはこんな感じです。
まずは、「お願いしたいこと」「出世条件」「出世払いのリターン」「コメント」を書いて、repayにアップします。
repayを通じて、出世払いでもよいという仲間を集めます。
仕事の依頼者とそのビジョンに惹かれる仲間をマッチングします。そして、ジョインしてくれた仲間に仕事をしてもらいます。
仕事の依頼者が出世したら、あらかじめ設定していた対価を仲間に支払います。同時に、出世完了した期間月×100円をrepayに手数料として支払います。クライアントがもし出世できない場合は、repayに支払う金額の半分がジョインしてくれた仲間にプレゼントされるとのことです。
こちら、「どれだけビジョンを魅力的にみせられるか?」また「出世払いのリターンの設定」が肝でしょうね。つまり、ジョインしてくれる仲間をどれだけ集められるかが最も重要です。しかし、このサービスが広がっていったら、また世の中変わりそうです。
どんどん生まれる「新しい働き方 」
photo credit: Paco CT via photopin cc
10年以上前、私がまだ学生であったころ、日本IBMの当時の社長であった大歳 卓麻氏の話を聴く機会がありました。
その時の大歳氏のメッセージ「スタートアップの壁、起業の壁はものすごく低くなった。だから皆さんも恐れずチャレンジしてください」
を今でも鮮烈に覚えています。
しかし、それから時は流れ、起業の壁は当時よりも更に更に低くなり、スタートアップはだれでもが立ち上げることのできるカジュアルなものとなりました。その流れを加速しているのが、今回紹介したrepayのようなサービスの潮流です。
また、時代背景はいくつもの仕事、プロジェクトを進めていくようなパラレルキャリアの時代へと突入しています。先日発表されたR25のデータでは、25~34歳の男性社会人489人を対象にしたアンケートで、副業経験者が約27%、してみたい人も約43%、実に7割が副業に関心ありの実態が浮かび上がりました。
これは「副業」という文脈で捉えてもこれだけ高い数字を示すのですから、ボランティアや何らかのプロジェクトへの関わりなどを入れれば、ほとんどの人が、本業以外の何らかの活動に従事している、もしくは従事したいと思っているということですね。
要は時代の背景から考えても「本業にプラスして、経験やお金や人との関わりを求めて、より幅広く行動する人達が増えている」ということでしょう。
働き方はどんどん変わります。また働くという定義すら変わろうとしている昨今、これからもこの潮流を深く観察していきたいと思います。
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