イギリスの世界最大級のオンライン専門スーパーマーケットである「Ocado」は、自立運転テクノロジーを提供する「Oxbotica」と提携し「CargoPod」と言う新たな自律運転型の物流システムの展開を試みています。
これまでは「Starship Technologies」のような小さなクーラーボックス型の自律ロボットが、商品を届けるシステムはテストされてきました。
しかし、CargoPodは後部に8つのボックスを搭載した軽自動車サイズの自動運転車です。ボックスには最大128kgの食料雑貨品を入れて効率的に街を走り回り、お客様に購入した商品を届けてくれます。
運行データは全てオンラインを通じて監視・管理をするシステム。トライアルでは、2名の人員をつけてのテストでしたが、問題なく運行できた模様。
宅配を伴うと価格が高くなるのは当然のこと。しかし5Gのインフラが整いこのような無人の物流システムが登場してくれば、自ずと、流通コストは激減します。そして、そこには新たなビジネスモデルが登場する。現在店舗のない飲食店は世界的に増えていますが、低コストで百花繚乱の新たな事業創造にチャレンジできる環境がますます整っていくことも見逃せません。