変化が激しい世界の中では、沸き起こってくる衝動の質を見抜いていくことが大切になる。
素早い動きは重要だ。変化変化の世界の中では、スピーディーな判断と決断こそが価値だ。しかし、その決断がどのようなエンジンによってもたらされているかを見つめる聡明さが必要となる。
例えば、貪りの心や野心、また環境への批判。こういったエネルギーがエンジンとなっている時、人は往々にしてその判断を誤る。
また、順境の時は良い。状況が悪くなってくると、衝動的にそこから逃げ出したくなる。その時の論理は、常に自分の弱さや感情を肯定する常識論である。そこにどうしてもすがりたくなるのだ。
しかし、それらの間違ったエンジンを見抜き、安易な衝動とそれを肯定する常識論に、自分の人生をめちゃくちゃにされてはならない。(こういった変化の時代は、それによってめちゃくちゃにされている人が実は多い)
もし、それを今回は自分でも見破れないと思ったら、即座に他の人に相談するという謙虚さも必要となる。そういった壮絶なる己心の戦いの連続の中でこそ、結果的に偉大な変革、成果はもたらされていくことになる。
迷いとの賢明なる取っ組み合い。そこに1つの焦点があることを知り、歩みを進めていく必要がある。