うつ病や孤独との戦いが激しくなっています。イギリスでは孤独担当大臣が生まれるほどです。
精神的にちょっと病んでいるかもと感じた時に、メンタルクリニックや病院に行く選択肢に抵抗がある人もいるかもしれません。であれば、カフェだったらどうでしょう。
2018年5月にオープンした米国シカゴにあるカフェ『Sip of Hope』は、メンタルヘルスと自殺予防を目的としたカフェです。NPO団体『Hope For The Day』とコーヒーショップ『Dark Matter Coffee』がコラボレーションをして立ち上げられたお店です。
見た目は、コーヒーやエスプレッソが2.5ドル、ドーナッツやパンも置いてある普通のカフェです。
しかし、店内には希望を与える言葉が掲げられていたり、精神保健サービスに関するパンフレットやカードが店内に置かれています。
また、精神的に厳しそうだなと感じられる顧客には、スタッフが声をかけてサポートをします。ちなみに得られた利益は、寄付をされるという仕組み。
落ち込みに無力感や虚無感、そこから訪れてくる孤独。これらの見えにくい、見えない壁に、いかに立ち向かうかは、重大な問題です。こういった状況をサポートする仕組みは、社会のあらゆる角度から展開されていくべきでしょう。コーヒーショップとNPO団体が組んだ新たな取り組みに、拍手を送りたいですね。