某有名ビジネス雑誌の記者さんと情報交換した際に教えていただいたSoucemapがすごい!今月号のWIRED(雑誌)にも紹介されています。
Sourcemapを一言で言えば、企業のサプライチェーンをオープン化するサービスです。サプライチェーンとは、商品の原材料調達から、最終消費者に届くまでのプロセスのこと。Sourcemapは製造の原料はもちろん、廃棄まで視覚化しようとしています。
企業のメリットは、サプライチェーンや環境負荷について分かる「トレーサビリティバーコード」を簡単作成できること。消費者の評価につながるデータですね。
また個人としては、自分の好きな商品の背景となる物語を知ることができます。また、なんと言っても3Dプリンターを使う「メイカー」にとっては、画期的です!数個ずつ作って売っていたものを、100個、1000個、10000個と数を増やしていくには、企業同様「サプライチェーン」構築をしなければなりません。その参考データとなるからです!
今まで、企業の「サプライチェーン」について知ることなど、簡単にはできなかったことです。トップシークレットの1つと言って良いでしょう。しかし、これからは、このサプライチェーンに関しての情報も、比較的容易に知ることができるようになるのです。
例えば、iPhoneのソースマップ!
各マップの下には「Discussion」機能がついており、コメントを書いたり、質問ができたりします。
おおお!X boxも!
そしてこちらは、シーチキンのソースマップ!(笑)
こちら、日本語での記入も可能になっています。何度も言いますが、これはすごい…。デジタルファブリケーション時代のインフラの1つとなりそうです。
希望の時代の幕は開く!
photo credit: notsogoodphotography via photopin cc
私は、2013年は「企業とは何か?」「大企業とは何か?」という議論が本格的になされていく年だと思っています。今は、まだまだ一部の人達の議論でしかないかもしれませんが、この議論がもっと一般的に広がっていきます。
そして、各メディアは「そもそも事業とは?」、「株式会社誕生の歴史」などについて、大きく特集を組むようなことも目にするでしょう。
また「働き方」については、いよいよ「年収200万円、年収150万円で幸せに働く!」という流れが、メインストリームの1本として認識され始めるでしょう。今はまだこのようなことを言うと、世捨て人か、負け組の若者の戯言としか認識されない場合が多いです。
そして、現代の価値観に染め抜かれた人の多くが、2013年に起こるニュースや統計データ、メディアの記事を見てこのように思います。「あぁぁ…、日本はついに終わった…」
しかし、日本、そして世界は終わったどころか、今までよりも良い希望の時代へと着実に進んでいます。「終わっていたのは、今までの時代のほうだった…」と多くの人が気付くまでには、もう少し時間がかかります。しかし2013年、その希望の萌芽をこのSocial Design Newsでは、どんどん取り上げていきたいと思っています。
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