Kickstarterで15万ドルの資金調達に成功した3DプリンタHyrel3Dですが、2013年の秋にもフルカラーの3Dプリンタの発売を予定しているようです。
Hyrel Developing Tri-Color 3D Printer Extruder for Release in 2013
単色カラーで価格の安い3Dプリンターは、3Dシステムズ社のCubifyがあります。
しかし、今回はフルカラー。ちなみに、フルカラー3Dプリンタは3Dシステムズ社が発売していますが、その価格は60,000ドルと非常に高価です。
以前からご紹介している3Dスキャナーと3Dプリンタを使って、自分のフィギュアを作ることができる2ヶ月限定のショップ「OMOTE 3D SHASHIN KAN」は、フルカラーの3Dプリンタを使っています。よって、3Dシステムズ社のプリンタなのかもしれませんね。
しかし、2013年Hyrelから出る3Dプリンタは、個人や中小企業向けに5,000ドル以内(日本円にして50万円以内)を予定しています。この価格で、質をどこまであげてくるかが見ものですね。期待したいプレイヤーです。
あらゆるものが民主化していく21世紀
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このような事例からも分かりますが、2013年は低価格のフルカラー3Dプリンタがいくつか市場に出てくる可能性が高いです。
地域活性化のためにも、地域の写真館、結婚式場、美容室などなどが、「人生でたった一度の瞬間をフィギュアにする」という事業を展開されていくことを望みます。
クラウドファンディングという金融の民主化があり、デジタルファブリケーションによって、ものづくりが民主化されていきます。最近では、いよいよ医療の民主化の足音も聞こえてきています。
21世紀は、パワーが一部の人間から大衆へと怒濤のように流れていく時代です。確実に世界はより良い方向へと進んでいると確信します。