人間にはポリシーとか、スタイルとか、キャラがります。
もちろん、それは意識しなくても出来上がってくるもの
ですし、当然先天的なものもあります。
しかし、ソーシャル・チェンジを加速させるためには
多くの人と、多くの状況で関わりを持っていく中で、
その立場、状況、相手によって、コミュニケーション
モデルを変えられることです。
例えば、家族と会社ではコミュニケーションモデルは
違います。社長に対して、家族と同じようなコミュニ
ケーションをとっていたら、すぐにクビになるでしょう(笑)
一方、会社の上司であっても、対等に意見を述べなければなら
ないところもありますし、状況によっては、上司以上に後輩を
大きく立てなければならないことも多くあります。
自分と隣の家の人、自分とビジネス・パートナー、自分と
奥さんの家族、自社と自社のお客さんの家族…、責任が重く
なる程、関係性は複雑化していき、たくさんのコミュニケー
ション・モデルを持っていなければならなくなります。
一方、自身のプライドや視点の少なさによって、コミュニケ
ーションモデルを1つ、2つ、3つくらいしか持てなければ、
そもそも多くの人を巻き込むことができませんので、責任の
重い位置には立てません。
結果、大きなソーシャル・インパクトは起こせません。
このように、人、立場、状況によって自分の最適な立ち
位置を瞬間的に理解し、コミュケーションモデルを変更
できるかというところにその人の人間的「器」が見え隠れ
します。場合によっては、完全に自分を捨てきらなければ
ならない場合もあるのですから。
言ってしまえば、コミュニケーションモデルの数が
「人間の器」と言えるのです。
そして、自分のポリシー、スタイルとか、キャラにとらわ
れすぎずコミュニケーションモデルを柔軟に変更できるか
どうか?
それが大きなコミュニケーション・インパクト、大きなソー
シャル・インパクトを起こせるかの1つの鍵となります。