太陽光で動く車いす。こちら、世界脳性麻痺の日のコンテストで最優秀賞に選ばれた作品。バージニア大学の学生チームが考案したものです。
Team’s Solar-Powered Wheelchair Wins World Cerebral Palsy Day Competition
オープンカーの屋根のデザインを参考にしており、約1平方メートルの高効率のソーラーパネルを設置しています。
完全に充電されたバッテリーであれば時速約10キロの速度で4時間半の動き、太陽光発電単独であれば、毎時1,6キロの速度でずっと動かすことができるとのこと。
紹介動画はこちらから。
これを見ると次世代パーソナルモビリティーWHILLを思い出す人もいるでしょう。
WHILLも再生可能エネルギーで動くようになれば、もっと良いのでしょうね〜。
自然エネルギーで動かす「コンシューマー製品」が続々登場しそう
つい数日前、日本でもこんなニュースが発表されていました。
福島第1原発事故で岡山市に移住した建築士大塚尚幹さん(41)=同市北区建部町=が、太陽光発電パネルで動力を補助する電動車いすを試作した。走行中に充電できるため、通常より長時間走行が可能。自然エネルギーを生かした高齢者らの移動手段として、実用化を目指す。
(中略)
日中であれば充電でき、最大10時間程度の走行が可能。電源からの充電も不要だ。試走は順調だが、パネルの小型化や連結部の強度確保が課題という。
大塚さんは「原発事故後、自然エネルギーの活用が注目されており、パネルの転用を考えた。改良点はまだ多いが、高齢化社会のエコカーとして活用できれば」と話している。
アイデアが製品となりやすい時代。日進月歩で高まる自然エネルギーの発電効率を背景に「再生可能エネルギーを利用する独創的なコンシューマー製品」が今後多数生まれてきそうです。
何か製品を開発する時は「で、エネルギーはどのように調達する?」という問いが自ずから生まれてくるようになるのでしょう。