ベランダや家の中で農作物を育てるって、良いのは分かっているものの、なんとなく一歩踏み出せなかった自分がいます。でも、これだったらいいかも。
インテリアとしても楽しめる屋内菜園キット「windowfarms」は、有機栽培で液体の土壌。シンプルな仕組みですが、水も自動循環します。窓の周りに置いて、自然光で一年中農業を楽しめます。
レタスにイチゴにエンドウ豆。
ケールにバジルに、クレソンまで。
気になる価格は、1つのユニットで199ドル。そして、消費電力が少なく、アメリカの基準ですが2つのユニットで年間1,58ドル、4つでも3.16ドルしかかかりません。
メンテナンスとしては、週に一度水を変更し、月に一度ユニットを掃除する程度。う〜ん、これは日本でもうけそうな予感。
オープンイノベーションによって進化し続ける
Windowfarmは、最初の開発段階においては水漏れがあったり、電力消費も大きく、音もうるさいと課題がたくさんありました。
しかし、この技術をオープンにすることで、多くの人達からアイデアをもらうオープンイノベーションの手法を取り入れていったのです。
世界中の多くの人にこのシステムを使ってもらい、より良い製品となるように組み上げていきました。このコミュニティーは現在では、18,000人もの人が参加しているとのこと。
このコミュニティーの中で、自力で研究開発することをR&D-I-Yと呼んでいるようです(笑)このコンセプトは、広がりそう。
そして、コミュニティーの中では「ただアイデアを出す」だけでなく、「そのアイデアの実験者となってそれを応援する」という文化が生まれてきたとのこと。
また、お互いがそのコラボレーションの喜びを感じているということでした。
詳細はこちらのTED動画(日本語字幕付き)からどうぞ。